深夜人を拾う

深夜人を拾う

早朝と言おうか深夜と言おうか、午前3時はどっちなのでしょう。

こちらは夜型ですから、3時は深夜。

近くの24時間営業のスーパーに、買い物のため車で外に出ているのですが、ウォーキング中の高齢者をよく見ます。

犬を連れて歩いている場合も多いのですが、黙々と歩く人もいる。

あの方達は、起きたのですか?起きていたのですか?

訊きたくてたまらないのですが、こんな時間に話しかけると警戒されそうです。

どういうタイムスケジュールで活動されているのでしょうか。

先日、歩道を歩いている高齢者の人も、私は散歩か何かだと思っていたのです。

夜中の2時です。

いきなり車道に出てくる。

国道でしたから、いくら交通量が少ない時間と言っても、それなりにあるものです。

コレは危ないなと車を端に留めて眺めると、その方フラフラしている。

「あれ?これってほんとに徘徊?ボケてんの?」と心配になり、車を降りて近づくと、ブツブツと独り言を言っている。

「わたしゃ帰るっていいよるじゃなかね、帰るっていいよるじゃなかね」

ああ、もうめんどくさいなぁ、やっぱりボケてんだ。。。虚脱しましたが、ほっとくわけにもいかない。

「ちょっとちょっと、歩道に行こうばい、ばーさん。。。」

そう話しかけて腕を取り、歩道に誘導しました。

車に入れ込んですべてロックすると、携帯から警察に電話。

「どうも様子がおかしいんで来て下さい。」

警察は「すいませんが到着するまでいていただけますか?」と。

そりゃね、いるしかないですけどね、その間に逃げて事故でも遭われたら、後味悪すぎやな。。。

「早く来てくださいね。」とお願いして、車の中にいるオバアサンを見張りながら、車の外で待ちました。

程なく警察が来て、「届けが出ている行方不明というか徘徊者がありましたので、そのおうちの方が今から来られます。」ということ。

車からその人を出そうとすると、あーあ。。。お漏らしされてました。

警察の方が気の毒がって、「おうちの方にお話ししたらいかがでしょうか。」とおっしゃってくださいましたが、あんまりがっかりして「うんうん」と生返事しか出来ません。

若い警官の方が、シートを拭いたりしてくれましたが、それがまた気の毒。

「もういいですよ、おうちの方に言いますから」と。

恐縮すぎですもの。

「家の人」というのが到着し、かなりの剣幕でボケてるオバアサンを叱りつけます。

その勢いにこっちは驚いて、もうね、「シート汚されて。。」なんて言う隙間がない。

あまり大事にされてるオバアサンではないんだなと、その事だけは理解できました。

その場にいるのが不愉快になって、そこそこでオイトマをと離れようとすると、警察の方が「こちらの車に保護下さってたのだけれど、シートを汚されて困っておられます。」と伝えてくださいました。

「はぁ?」とその家の人は振り返り、こっちは「威嚇されてんのかよ!」と感じるほどの態度。

「もういいです、もういいです」

関わりたくない気分のほうが先立って、「もう帰らせてください」と懇願しました。

警察の方は最敬礼でお見送り下さるが、「家の人」は知らんぷり。

「私がもしオバアサンを車でひいていたら、きっと大喜びだったのかな。」と、かなりサミシイ気持ちになりました。

下半身やせ

古代エジプト展

六本木にある森アーツセンターギャラリーの古代エジプト展に行ってきました。

東京はもう終わりましたが十月から福岡で開催されるそうです。

死者の書の秘密というタイトルがついているだけあって、パピルスがメインの展示になってます。

普段は大英博物館に所蔵されているものです。

ミイラ的なものは少な目で、ちょっとほっとしました。

エジプトはローマ支配下になったときにキリスト教がひろまったのですが、現在はイスラム教がメインになっているようです。

そのため現在はアラビア語を用いています。

エジプトは有名な国なのでエジプト語のようなものがあるのでは?と思ってましたが違うんですね。

侵略されることが多かったんですね。

死者の書は簡単にいえば呪文書です。

死語の復活に必要な呪文をパピルスの巻物にしるして、ミイラと一緒に墓に埋葬しました。

復活といっても人間の世界に生き返るわけではなく、理想郷、天国に生きるためのものです。

今回のメイン収蔵品、グリーンフィールド・パピルスは女性神官のためにつくられた、全長37メートルにおよぶ世界最長の死者の書です。

保管上の理由から96枚のシートに分割されていました。

そのため、ぱっと見ると一連のパピルスではないのですが、発見されたときはつながっていたようです。

まず口開けの儀式を受けました。

親しい者の死を悼む儀式です。

そして太陽神ラーに礼拝します。

古代エジプトでは太陽は再生、復活のシンボルでした。

太陽は毎日東から昇り(生まれ)、西へ消えていく(死ぬ)と考えたためです。

そのため、死後の世界は西の方角にあるものと信じられていました。

ちょっと不思議な感じですね。

西の方角に死語の世界があったらおもしろいなあと思います。

見てみたいですよね。

古代エジプトは多神教ですが、信仰深さがみてとれますね。

次にオシリス神の館をめざす旅で船に乗ります。

旅の果てにオシリス神と会い、審判を受けます。

罪の否定告白を行い、それが嘘でないかを神がみるわけです。

そこで復活を認められた者は楽園イアルの野で暮らすことを許されます。

そこは運河に囲まれた楽園で、生きていた頃と同じように

農業をしながら神々とともに永遠の命を生きるとされています。

そこはお偉方だなと思うのは、仕事をする召使いが与えられていることです。

ミイラとして埋葬されたのは偉い人なので、自分で農業なんかしないでしょう。

すべて召使いにやらせて自分はのうのうと暮らすつもりなのですね。

そこが良くないですね。

死んでも自分は何もしないという根性には恐れ入ります(笑)。

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